

「お庭を綺麗にしたいんですよ。」
なのでまずは、アプローチから・・・。
そして、左側に見えているリビングの窓から眺められるような
「やすらぎのプライベート空間のある外構にして欲しい・・・。」
そんな奥様のご要望でした。
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リビングから眺めることの出来る「やすらぎのプライベート空間」が出来ました。
工事が終わってからご主人様より。「これはリビングからしか見えないの・・・???」
そうなんですよ。リビングから見て下さいね(^^)
じつは新築してから10年間さわれなかったお庭なんです。
だからお庭が大好きな奥様にとっては夢と希望でいっぱいの外構工事でした。
そして和室の前に、10年間ブルーシートで覆われていた2本の木がありました。
「これは撤去して、こんな感じはどうですか?」
新しいシンボルツリーを私が提案したところ・・・
ご主人様より「その木はそこに置いておいて下さい。」と・・・。
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「そうですか・・・。じゃあこのままにしましょう。」
ブルーシートから立派なレンガの花壇に作り変えてもらった木も幸せですが・・・
そこにはもうひとつ幸せなストーリーがありました。
工事中に職人さんがこの木の中に1羽の鳩がいるのを発見!
「えっ?どうして?なにしてるの?ここに住んでるの?いつから???」
その鳩は、ここの娘さんに「はーちゃん」と名づけてもらい
毎日みんなで木の中でじっとしている鳩の様子を伺いました。
それでも“はーちゃん”は動きませんでした。
「やっぱりここに住んでるのかなあ???」
そして工事が終わった数日後・・・。
「“はーちゃん”の子供が木の枝から落ちてきてるよ!!!」
人が自然界の子供をさわるのは良くないと知りながら
お家の人はまだ飛べない小さな“はーちゃん”がやっぱり心配・・・。
ご主人さんが手のひらに乗せて木の中に返してあげました。
するとその翌日“はーちゃん”は、子供に
「ほら!こうして飛ぶの!!!」
一生懸命羽を広げながら、子供に飛び方を教えていたそうです。
でもなかなか飛べない“はーちゃん”の子供でした。
そしてまた翌日。
木の中を覗いてみると、そこは“はーちゃん”の子供だけになっていました。
そして空を見上げると、2羽の鳩が電線に止まっていました。
まるで自分たちの子供が巣立つのを見守るかのように、
2羽の鳩は遠くからじっとこの木を眺めていました。
そしてまた次の日。
木の中には“はーちゃん”も、子供もいませんでした。
そして空を見上げると、1羽の鳩が母屋の屋根に止まっていました。
その鳩は「I様邸」のリビングに向かってずっと鳴き続けていたそうです。
なんて言ってたのかなあ???
「ありがとう。」お家の人にそう伝えたかったのは・・・
きっと“はーちゃん”です(^^)
そんな物語をいつも静かにそばで聞いていたのは・・・
I様邸の“あいちゃん”でした。
そして外構の打ち合わせには参加されなかったご主人様ですが・・・。
出来あがってみたらとても喜んで下さいました。
奥様の夢と希望が伝わってよかったですね(^^)
そして・・・その後・・・。
ご主人様の愛車を守るカーポートが出来あがりました。